安いメガネと高いメガネの違いって何?

レンズとフレームの質が違う!

メガネの価格を左右する要素として一番に挙げられるのが、使用するレンズやフレームの質です。レンズに関しては、高品質のレンズほど歪みが少ないので、使用する人への負担を軽減することができます。

またフレームに関しては、使用する素材によって価格に差が現れます。安いセルフレームメガネの多くは樹脂で作られていることが多く、気温変化による変形が少ない反面曲がりにくいため、フィッティングしにくいのが特徴です。一方高いセルフレームのメガネには、滑らかな手触りが特徴のアセテートなどが多く使われています。アセテートは温めると曲がる性質があるため、この素材を使用したメガネはフィッティングが簡単なのが特徴です。しかし最近では、安いメガネであってもウルテムなど軽量で柔軟性の高い素材を使用しているものも登場しているので、「安いメガネはフレームの質がいまいち」とはあながち言えない状況になっています。

メガネをどのように捉えている?

メガネの価格を決めるもう一つの要素が、販売店のメガネに関する考え方の違いです。メガネは、かける人の視力を補ってくれるれっきとした医療用具です。この考え方を実現しようとすれば、お客様の目の状態や生活環境を細かに把握し、どうすればより快適な形で視力をサポートできるのかを真摯に考えなくてはなりません。これを可能にするために、販売店は豊富な知識を持つ技術者を雇わなくてはなりませんし、メガネを一本作るためにそれなりの時間も必要になります。こうなると、人件費を中心にメガネの作成自体にかかる費用が上昇するため、結果的に商品であるメガネの価格が上がってしまうのです。

その点安価なメガネを販売しているお店は、手頃な価格でメガネを多くの人に届けることに主眼を置いています。このような店は、メガネの専門知識を持つスタッフが比較的少なく、メガネの作成も短時間で終えることが多いため、価格を抑えることができるのです。